有機酸検査(尿検査 75項目)

*体内の 異なる代謝物・有機酸 
 代謝とは体にとって必要なエネルギーを生成するための、重要な一連の生体プロセス=化学反応です。
 この代謝で活用されるものが「有機酸」とよばれます。有機酸は、細胞代謝の事実上のすべての経路となる中間化合物です。
 体内では、様々な代謝物・化合物がいろいろな過程で生成されています。これらの化合物は、タンパク質、脂肪、糖質など、食事によって体内に取り入れるものに由来しており、エネルギーの生成、細胞の維持やけがの治癒に携わっています。
 有機酸検査では、これらの化合物を実際に数値化することで、どれだけの有機酸が体内でプロセスされ、排出されているかを見ます。

*クエン酸回路(TCA回路)
 体内にはクエン酸回路(TCA回路)という経路があり、有機酸、代謝物が活用され、体に必要なエネルギーがつくられます。しかし、この回路で活用されるビタミンや栄養素の欠陥、また有機酸のアンバランスがあると、エネルギー回路は十分に活用せず、結果的に、エネルギー生成に問題を起してしまうことになります。
 この検査は、体内の生体プロセスやクエン酸回路に必要な代謝物、その他様々な化合物の量を調べるのに有効です。

*細菌、酵母菌の影響 
 私たちの腸内は、様々な菌が存在しており、それぞれ悪玉細菌や善玉細菌がバランスをとりながら腸内の環境を維持しています。しかし、免疫システムの脆弱や、偏食、栄養素摂取の偏り、糖分の取りすぎ、抗生物質の過度の使用によって、そのバランスが崩れ、悪玉細菌が増殖すると、副生成物を作り出し、体の各器官に影響を及ぼします。
 有機酸検査では、イーストやバクテリアの副生成物(アラビノース、酒石酸、シトラリンゴ酸など)の尿内の数値を調べることで、これらのバクテリアの増殖を調べます。

*発達障害疾患と有機酸検査
 自閉症またはPDDを持つ多くの子供の尿から、カンジダやバクテリアの存在が確認され、その代謝物である有機酸合成物は、とりわけ神経系機能、ビタミン活用、エネルギーレベル、腸の内壁保全、ホルモン活用および筋機能に影響を与えていることが分かっています。  
 子供たちの多くが、問題行動、知的発達阻害、筋肉のコントロールの困難さをはじめとする問題を経験していますが、自分では何が起こっているのか本質的に分かりません。
 この検査を受けることで、特定の栄養や抗酸化物質の欠乏、先天性代謝異常、アミノ酸または脂肪酸に関わる問題、溶解性毒素の存在、糖尿病の状態、ビタミンBまたはCの欠乏、神経伝達物質の異常値等についても詳しく調べることができます。
 有機酸、代謝は全ての人々にも重要なプロセスであるため、以下のような症状をお持ちの患者さんにも、有機酸検査は有効です。

以下のような症状の方にお勧めです。

高脂血症、動脈硬化、メタボリックシンドローム、低血糖症、糖尿病、高血圧、不整脈、低血糖症、甲状腺機能低下症、手足の冷え、エネルギー不足、老化、糖化、注意欠陥・多動性障害 、エイズ 、アルツハイマー病、不安症、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム障害、慢性疲労症候群、クローン病、うつ病、ダウン症候群、子宮内膜症、結合組織炎、IBS(過敏性腸症候群)、 LGS(腸管壁浸漏症候群)、下痢、便秘、統合失調症、学習障害、運動障害、多発性硬化症、強迫性障害、感染症の再発、チック障害 、トウレット症候群、がんなど

※カリフォルニア・ニュートリエンツのHPから引用(参照)

+臨床的な利点+
ビタミンとホルモン代謝の理解
エネルギー生成能力の確認
腸の状態を評価
中枢神経系の機能の評価
筋機能の評価
過度の消化器系イーストレベルの確認
過度の消化器系バクテリアレベルの確認
栄養素や抗酸化物質欠陥の検査
脂肪酸代謝の問題を確認
シュウ酸塩アンバランスの検査

+対処法+
検査結果によっては、次のフォローアップが必要になります。
食事の変更
プロバイオティックのサプリメント補給
栄養素サプリメント補給
抗真菌や抗バクテリア薬剤
抗酸化物質の摂取
解毒プロトコールの開始

検査費用:40,000円(税別、診察料含む)

〒299‐1141
千葉県君津市君津1番地 君津健康センター1階東側
ビー・アイ歯科診療所
大島 晃
電話0439-54-1949
メールのお問合せ bidc68@yahoo.co.jp