グルタチオン点滴および経口療法(平成27年11月1日)

1)グルタチオンとは何か?
グルタチオン(glutathione)は体内組織に広く分布するSH基をもった化合物です。20歳代をピークに高齢になれば減少していきます。薬剤としてのグルタチオンは,SH基により体内での抱合反応を賦活して解毒を促進する作用や、抗アレルギー作用があります。なお、グルタチオンの経口投与は腸で吸収されるまでに多くが壊れてしまうため、点滴療法と比べて著しく効果が低くなります。 
近年、パーキンソン症候群や抗ガン剤投与後の神経知覚障害 強力な抗酸化作用などに効果があることが判明し注目されています

2)グルタチオンの働き
①体内の活性酸素、過酸化脂質などの消去
②解毒作用・薬物の解毒
③含流アミノ酸の貯蔵庫
④強肝作用
⑤肺機能の強化作用
⑥発がん抑制作用
⑦美容作用
⑧抗酸化作用

3)効能効果
①薬物中毒,自家中毒,周期性嘔吐症
②慢性肝疾患における肝機能の改善
③急性湿疹、慢性湿疹,皮膚炎、蕁麻疹、リール黒皮症、肝斑、炎症後の色素沈着
④妊娠悪阻、晩期妊娠中毒
⑤角膜損傷の治癒促進
⑥放射性療法による白血球減少症、放射線宿酔、放射線による口腔粘膜の炎症
⑦パーキンソン病
⑧うつ症状の改善
⑨かぜの初期症状

4)歯科口腔外科領域の効能効果
①口腔がん治療の副作用の予防、抗ガン剤投与量制限因子の抑制
②口腔がん治療による末梢神経障害の抑制
③難治性口内炎の消炎
④歯肉粘膜、口唇の色素沈着、損傷治癒促進
⑤歯科用金属アレルギーの治癒促進
⑥歯科材料や歯科用薬品による薬物中毒の解毒
⑦歯肉や口腔粘膜のアンチエイジングなどに効果が期待できます

5)投与方法(点滴および経口投与の2通り)
*点滴法
①初回はグルタチオン800mgを生食20-40ml(または生食50mlボトル)に溶解し、15-20分かけて静注または点滴投与します。
②その後は200-400mgずつ増量、病状や経過によって最大2500mgまで増量します。
③平均グルタチオン投与量は1400mg、投与頻度は週2~3回です。
④化学療法後の末梢神経障害では2000mgの投与します。
⑤グルタチオン800mgとビタミンB12(1mg)の処方の組み合わせも推奨します。
⑥ビタミンB6はパーキンソン治療薬のレボドパの作用を減弱させるのでビタメジンやシーパラなどのビタミンB6を含有している製剤は使用しません。
⑦高濃度ビタミンC点滴療法によるガン治療の場合には、点滴バッグにグルタチオンを混注させません。また、ビタミンCによって生成されたH2O2(過酸化水素)がグルタチオンで中和されるのでビタミンC点滴療法と同じ日にグルタチオン療法は行いません。

*経口投与
LippomixのGLUTATHIONE
1日 1包~2包 服用

6)点滴療法ができないケース
腎機能の低い方や栄養状態の悪い方 脱水症状の方 現在透析治療中の方はこの治療を受けることが出来ません

7)対象疾患
前記に示した「4)歯科口腔外科領域の効能効果」により当所では以下に示す疾病の治療と予防に使用します。
ただしすべてのケースにおいて100%結果を保証するものではありません。
①口腔ガン、その他の頭頸部の悪性腫瘍の治療・予防
②難治の歯周病、歯肉炎、歯肉出血
③難治の口内炎、口唇ヘルペス症
④顎関節症(偏頭痛、肩こり)
⑤口腔乾燥症、ドライマウス、口臭症
⑥口腔外科手術、インプラント外科手術後
⑦舌痛症
⑧アンチエイジング外来
⑨三叉神経痛・顔面神経痛
⑩嚥下障害
⑪その他、口腔外科・頭頸部外科領域の諸症状

8)料金は、保険適用外のため自費診療です。以下の通りです。
* グルタチオン点滴注射(薬剤料 処方料 注射手技料含む)
1回1,200mgまで     ¥12,000 (税別)

1回2,000mgまで   ¥20,000 (税別)

*グルタチオン Lippomix(経口用)

経口投与が可能なのが特徴
30包 1箱

9)所要時間   1,000mg以上  15分~30分
2,000mg以上  30分~50分
10)予約方法は、当院受付窓口でお申し込みされるか、お電話にてご予約下さい。
℡0439-54-1949
11)注意事項 頭頸部領域(口腔外科診療域)以外への施用は当院ではお受けできません。
12)お問い合わせは、メールにてご相談下さい。(ホームページをご確認ください。)

参考文献:グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す  柳澤厚生著 (株)G.B.